タバコですが、禁煙席です。



つる、つるる、ずずずー。

上品なんだか上品でないのかよくわからない音をたてながら目の前の少女は実においしそう…でもなさそうに、無表情で目の前の麺をフォークで巻き上げながらすすっている。
時折、こちらの表情を窺うように目線をあげては再び目の前の和風なんとかソースがかかったパスタに視線を下ろす、そしてすする、というか食べる、というかかきこむ、というか。

「別にそんなに急いで食べる必要はないと思うんだけど…」

「悪いから」

ちらり、と俺の手元の真っ黒い液体に目線を向ける。
綺麗に整えられた紫がかった漆黒の前髪がさらり、と揺れる。
あわせるように光の反射で描かれたキューティクルも形を変えていく、ちょっとだけいいにおいがした…ミートスパゲリィの。

「センパイ、本当に食べなくていいのか?」

「気を使わなくてもいいよ」

思わず苦笑する、そんなに僕はおなかがすいていないから、とつけくわえておく。
不遜なように見えて、案外気が回る、最近つとにそう思う。
人は見た目によらない、おまけにちょっと会ったぐらいではその人の内面なんてわからないもんだ。
目の前の、まだあどけなさが残る少女はぱっちりとした目を忙しく回している、かわいらしい仕草だが、こんな公共のファミレスでやられると、少し困ったような恥ずかしいような。
後ろで、リボンでまとめてあるポニーテールがそれにあわせるように揺れる、大変なご主人様を持ったものだ。
俺はというと、さっきからその愉快な様子を非常に上機嫌で見つめながら、部活の後輩である六道聖を眺めている。
まるで炭のようにがっしり硬い彼女の印象通りに、かっちり着こなされた聖タチバナの制服。
さきほどからいつ言おうかと思っているスパゲッティには使わないはずの彼女に左手に持たれたナイフ。
普段は無表情とも、ともすれば冷たいとも誤解された彼女の冷めた顔つきも、今はしどろもどろになっていることが、第三者から…具体的に言うとファミレスでバイトしていた女の子…からもわかる。
化粧も知らなさそうな真っ直ぐというか、本当にそれでいいのかといいたくなるような彼女の白い顔、外での部活動の割りに白いということは、やはり彼女もそれなりにケアしているのだろうか。
同じ部活の橘みずきとは大違いだ。

「六道はさ」

「なんだ!?」

がばっ、と顔をあげる。

「肌綺麗だよね」

「……?」

何を言っているんだコイツ、という目で見られた。
しかし、意味を理解したのか、徐々に目の焦点が合わなくなり、徐々に目線が下がっていった。
目をそらすな。

「やっぱり、なんかしてるの?」

「一応…みずきに、肌は女の命、といわれて日焼け止めは塗っている」

「やっぱり橘さんか」

あはは、と笑う。

橘さんは、六道に比べれば女の子女の子している。
化粧もそれなりに濃いし、目の上だってギラギラしてるし、ポケットから携帯にぶらさげたアクセサリは重みでスカートがずり落ちるんじゃないかと威心配になるぐらいあるし、いまどきの女子高生、といった感じだ。
ただ、根本的に上品なところがあるのか、コンビニで馬鹿騒ぎしているといった少し荒れたイメージとは、若干すれ違っている。

「…始めて食べた」

「ん?…ってスパゲッティ始めて食べたの!?」

「ち、違う、私だってそれぐらい、ある」

ようやく沈黙がなくなり始めた。
この店に入ったときから…彼女は普段もあまり喋らない方ではあるが…それにもまして口を真一文字に結び、沈黙、というか無言を貫いていた。
右足と右手を一緒に出して歩いていた、と説明しておくとあまり気まずい沈黙でないことはわかっていただけるだろうか?

「い、いわゆるこういう店には来た事が無かった」

やっぱり、というか、なんというか。
確かに六道は【和】のイメージが定着してるし。
かといって、まさかイタリア専門店はいえ、値段はそこらへんのファミレスなんかと変わらない、今だって学生やOLがパスタ一品だけでずっと居座っている。



ともいうのも、六道が帰り道に「おなか…すいた」と言い出したことに原因は回帰するのだが。
俺の家は六道さんの家でもあるお寺がある山の麓にある。
自然と帰り道も一緒になるのだが、今日は部活が終わった後、珍しく六道さんに元気がないと思った、普段もそんなに活発な少女ではないのだが、何かテンションが低い。
そういえば練習中も橘さんの投げる変化球を捕逸してたような、何か悩み事でもあるのだろうか。

「六道、どうしたの?なんだか元気ないみたいだけど…」

割と真剣な雰囲気で話しかけた割には、帰ってきた答えが空腹という間抜けな答えで拍子抜けしたような、ほっとしたような。

「…なんでまた?」

「お弁当に、おはしが無かった」

あちゃー、と思わず言いたくなった。
だけど、しょんぼりした六道の表情が思ったより可愛かったので、優しい言葉をかけておいた。
しっかりしているように見えて、彼女は案外抜けている、合宿のとき歯磨き粉とわさびのチューブを間違えて持ってきた時は皆で大爆笑したものだ。
本人は気にしているらしいから、あまり言わないけれど。

「食堂で借りればよかったんじゃ」

「…あ…」

はっ、とわかりやすすぎるぐらいのリアクション。
普段六道が無愛想だとか言ってる奴は、彼女のことを知らない証拠だ。
本当の六道はこんなにも感情表現豊かな子なのに。


「……なんで言ってくれなかったんだ」

「え?そんな無茶苦茶な」

「わかってる、けど、なんだか切ない」


はぁ、とため息をついてしょんぼりする。
肩は可愛そうなぐらい下がっている、思わず肩を叩いてしまった。
この状況でスルーできる人、ぜひ俺にアドバイスが欲しい。


「それじゃ、何か食べに行く?」

「…?」

「だって、おなかすいてるんでしょ?」

「……今日はお父さんが帰ってこないから晩御飯は心配ない。でも、お金無い」

「それぐらいおごってあげるよ」

「本当か!?」

思わず笑顔になってしまった、僕も向こうも。
お寺の上の女の子ということは、知っていたけど、中学校は違ったし、高校で会うまで彼女のことは良く知らなかった。
でも彼女は、可愛い、それだけはいえる。
別に変な気があるわけじゃ、ないんだけど。


そんな訳で六道が何を食べようかうんうん唸っている間に、一番近くにあったファミレスに無理矢理連れ込んだ。
このままだと焼肉でもおごらせそうな雰囲気だった、まぁ逆にそんな無茶を言われるというのは普段あまり心を開こうとしない彼女と打ち解けているという意味では、それなりに満足できる回答ではあったかもしれないが。
俺もそんなに裕福な家庭の家ではないのだ、我慢してくれ。
…橘さんにでも、今度何か食べさせてもらおう、うん。

と、言ってもきっと母親と妹が晩御飯を作って待っていてくれてるだろうしそんなにおなかもすいていないのでとりあえずコーヒーだけを頼もうと思い、店があるショッピングモールの二階から夜の道路を走る車をなんとなく眺めていた。
彼女は、というと…。

「…………」

メニューを見て固まっていた。
そして反対がわに座っていたはずなのに、わざわざ座席を移動して俺の隣に来る、そして耳の横でささやく。
い、息が少しこそばゆい。

「…なぜスパゲティだけでこんなに種類があるのだ」

なんでやねん、とつっこみたくなるぐらい小声で不安そうに囁く。
ちょっと可愛い。

「…はい?」

「わ、私はこれしか知らない」

彼女が指差したのは、冷凍食品でも良く見られるナポリタンだった。
おい、六道のお父様、もうちょっと彼女にいい暮らしを(略

「…別に、食べたいと思ったのでいいんじゃない?」

「おいしいのがいい」

「ま、まずいものなんて無いよきっと」

「……センパイのオススメはあるか?」

「お、俺?うーん」

別に俺だって普段からこんな店に通っている訳ではない、もっと安いファーストフードですませているか、コンビニで食べるかぐらいだ。
いざ何がおすすめかと言われると少し迷うが、とりあえずこの秋の新作あたりを頼んでおけば問題はないんじゃないだろうか?

「じゃあ、それにする」

また、わざわざ席を移動して元の場所に戻る。
若干、隣のままで肩を並べて食べてもいいと思ったのは悲しい男の性だ。
俺にやましい気持ちは一切ない、可愛い後輩におごってあげてるだけさ。

しばらくしてきた店員に注文をかみまくったり、あげくの果てに結局俺が注文するはめになり、コーヒーしか頼まない俺に驚いて、店員のお姉さんに終始苦笑され続けた。
ちょっと恥ずかしい。


勝負も後半にさし当たったあたり。
ちゅるん、と彼女のぷっくりとふくらんだ艶めかしいピンク色の唇にパスタが一本吸い込まれていく。

「センパイは…勝てると思うか?」

もうすぐ、秋季大会だ。
うちの部活は寄せ集めの野球部、経験者なんかほとんどいない状態で俺が一年の時は練習試合ですらほとんどなく、公式戦では負けまくったものだ。
しかし橘組が加入し、六道が加入し、戦力は格段に上がった。
夏の大会も一回戦で負けたとはいえ、一点差だ。
しかも夏のときより俺たちは格段に強くなっているはずだ。

「勝てるよ、六道と橘さんがいるもの」

「……そ、そうか」

何故か黙りきってしまった。
あんまり頼っちゃいけなかったかな、とはいっても僕も別に経験者といってもそんなに上手い訳ではない。

「………センパイは、すごいな」

「どうして?」

「私やみずきを、がんばろう、と思わせる」

「そうなの?」

「そうだ」

「それなら、嬉しいけど」

思わず笑ってしまう、なんだかちょっと嬉しい気分だ。
あんなに可愛い美少女二人の心を動かしているのだから、それは男なら誰だって不愉快ではないだろう。

「…センパイは、がんばろう、と思うときがあるか?」

「がんばろう、と思うとき?」

「私は…」

そこまで言ってちょっと悩んだようなそぶりをする。
さらさらの前髪が少しだけ揺れる、まばたきをするたびに輝く彼女の瞳がいっそう綺麗に写る。
しばらく残っていたパスタをフォークで巻きつけていた、いい加減ナイフを離しなさい危ないから。

「……私は、その、センパイの、だな」

いやに歯切れが悪い。

「…うー、センパイは卑怯だ」

「へ?」

「なんでもない、センパイはいつ頑張るのだ」

なんだか腑に落ちないが、頬を膨らまされれば勝ち目は無い。
俺が頑張れるとき、か。
考えたことも無かった、というか常に頑張ってるよ俺は、誤解がないように。

「俺はいつも頑張ってるよ」

「いつも…?」

「そりゃあ、だって俺にだってプライドぐらいあるさ。急に入ってきた面子に実力で負けてたらちょっと情けないだろ?」

とっくの昔に飲み干したコーヒーカップには香りだけが残っていた。

「情けない?」

「そうだよ、経験者なのに下手っていうのはちょっと悔しいし」

「センパイは下手ではないぞ?」

「いや、まだまだだよ」

「私が保障する、あんなにバッティングフォームが柔らかい人間はそうはいない」

「そ、そうなの?」

「センパイは別にパワーも不足してない、強いていうなら、もっと強気になった方がいい」

六道は、誰彼関係なく割と物事をはっきり言う人間だ。
時にはそれで激しくマイハートがブロークンする時もあるが、正論なだけに何も言い返せないのが悲しいというかなんというか、彼女は正しいことしか言わない人間だから。
最初の頃は友人の矢部君と共に腹もたったことがあったが、今ではもう慣れたものだ、逆に言うと六道のおかげで割とはっきり言われてもあんまり傷つかなくなった。

「強気ねぇ」

空になったカップのなかを、音立てながら意味も無くスプーンで混ぜる。
そこに残った粉が少しもったいない。

「センパイは打てる球も見逃したりする時が多い、もっと自分に自信を持つべき。それだけの実力は、ある」

ふん、と鼻息を荒らして珍しく熱弁する六道。
そんな六道を見ることはめったにない、お兄ちゃん嬉しくて目頭が熱いよ。

「自分に自信、か…俺にはほど遠い言葉だな」

「センパイは練習もきっちりするし、他人には優しいけど自分には厳しい。実力はある、私にはわかる」

「橘さんにでも、メンタルトレーニングの方法でも聞いてみるかな」

「…みずきに聞くのか?」

ちょっとだけ六道の顔が曇ったのを俺は見逃さなかった。
すぐに言い訳を考える。

「え?た、橘さんいつもあんな感じだし、自分に自信がもてる秘訣でも持ってるのかな、と思って…」

「そうか」

あれ?
思ったよりあっさり六道は表情を戻した。
何事も無かったかのように残りのパスタを平らげる。

「…センパイはみずきが好きなのか?」

ゴツン!!

思わず机にぶつけてしまった。

「?????」

「何かあると、みずきに相談してる。頼りにしてる」

「そ、そうかな?むしろ無理矢理白状させられてるというか…」

橘さんは何故か俺が困っている時、誰よりも早く目ざといぐらいに俺の異常に気づいては何かしら言ってくる。
そんなに人に心配かけるようなこともないので、なんでもないよ、とつくろうのだが、いつも結局無理矢理言わされるはめになる。
そして

「そんな大事なことどうして黙ってるのよ!」

と何故かお叱りを受ける。
理不尽だ。

「わ、私にも」

「ん?」

「そ、相談して欲しい、私は、センパイよりも若いが、その悩みを聞くぐらいならできる…センパイは抱え込む人だから」

まずい。
危なかったな、俺がもし女に飢えた男だったら確実に落ちているところだった。
そんなことを言うだけで頬を染めないで欲しい、勘違いするから、ね?ね?

「ん、わかった、そうするよ」

「そ、そうか!な、なら早速悩みとかあるか!?聞くぞ!」

何故か急にテンションが上がる六道。
おなかいっぱいになったからかな?
少し狼狽しつつも、今は別に悩みはないよ、と答える。
……だから、どうしてわかりやすいぐらいにしょんぼりするんだ。
キャラ変わってませんか六道さん?

「私には言わないのに、みずきには言うのか」

「だ、だから別に今は何もないって」

むしろ急にこんなキャラが変わった六道が悩みです。
口が裂けてもいえないが。

「……わかった」

腑に落ちない、といった感じながらも
俺は散々言い訳して六道を落ち着かせる、無駄なところに気を使ってる気がしてならない。
我ながらなんて損な性格なんだ。






















「自分に、自信がないと」

六道付き添いで結局橘さんにありがたいお言葉をいただくべく、わざわざ昼休みに別クラスに赴く俺。
なんか端から見てると変な誤解されそうで嫌だな…六道は無駄にはりきってるし、橘さんは微妙な表情で「珍しい取り合わせ…でもないような、あるような」といいながら俺ら二人を見比べている。
俺はというと、六道の頑張りを否定する気も無いのでもう好きにしてくれといった感じであきらめている。

「そうだ、センパイには自信が足りない。だからセンパイに自信をつけさせるためにセンパイが好きなみずきにアドバイスをもらうことにした」

ゴツン!!

「だから違うって!!」

「ふーん、へー、そうなの?」

「ろ、六道!!からうかうなよ!」

「センパイは私には相談してくれないが、みずきには相談できるらしい」

なんでへそ曲げるのさ!!
めっちゃすねてる!めっちゃすねてるぞこの子!

「自分に自信ねぇ…目標を達成したり人から好かれると自信がもてるっていうわよね…」

「センパイは練習メニューでもきっちりこなしている、それだけで自信を持っていいと思う、センパイは自信を持てばもっと上手くなると思う」

「それは私も同感ね」

頷くみずきちゃん。

「過大評価しすぎだってば…」

「それよっ!!」

ビシッ、と人差し指で俺を指す。
人を指差しちゃいけませんって親に教わったでしょ?

「謙虚すぎるのよ、まぁ性格もあると思うけどもうちょっとナルシストになってもいいんじゃないの?」

「そういわれても…」

「ポジティブシンキングよ!」

「別にネガティブでもないってば(汗)」

「もー!!ラチがあかないわね!!」

地団駄を踏む、あ、あのもう少しおとなしくしてください。
なにやら橘さんのクラスメイトがざわざわ騒ぎ出したのですが…。
主に女子陣がニヤニヤ五割、軽蔑五割ぐらいの目で俺を見てる気が…。

「周りの目なんて気にしちゃ駄目なの!」

心を読まないで欲しい。

「よーし!今日から私と一緒に特訓ね!!」

「…特訓?」

「そうよ!メンタルトレーニング!わかる?タッグ練習って奴よ」

「…はぁ」

「なによノリ悪いわねぇ。せっかく提案してあげてるっていうのに」

「メンタルトレーニングって何するのさ」

「自分に自信を持つためにまずひとーーーっつ!!」

(ね、ねぇ六道、やっぱり相談したの失敗だったんじゃ…)

(知らない)

だからすねないで欲しい。

「いい?あんたはそんなに顔も悪くないし、実は割と評判も悪くないし、頭も悪くないし、野球の腕も悪くない」

「全部否定を否定してる…」

「それを、ぜんぶ良い!にするの!「悪くない」から「良い」にするの!」

「でも顔は生まれつきだから…」

「つべこべ言わない!!」

「は、はい!」

「そうね、後今日からもっとべたべたしなさい」

「……………は?」

「彼女がいると自身を持てるものよ、ダーリン☆」

「…」

「なんであからさまな顔するのよ!!」

「だ、だって…演技でしょ?つきあってるといっても…」

「だから、いっそ本気で」

「だ、駄目だ!!

振り向くと六道が顔を赤くしていた。
そのまま俺と橘さんの間に割り込んでくる。
…が急に冷静になったのか、は、っとさらに顔を赤くしてうつむいてしまった。

「…ほほーう、聖あんた」

「み、みずき!!」

「????」

「何よそのはてなマーク……あ、そうかアンタ鈍感人だったわね」

「な、なにかわからないが馬鹿にされてる気がする」

「そうね、じゃあ試しに今日の部活から色々試して見ましょう。聖とキスでもしてみる?人は経験すると自信がもてるわよ」

「な、なななんななにをいっているんだ!!」

「冗談よ冗談よ♪」

完全にからかわているだけな気がする。
六道は、顔を真っ赤にしたまま、失礼する、と言って教室を走り去ってしまった。

「……性格、って直らないと思うんだ」

「知ってるわよ」

「やっぱりからかってただけ?」

「聖は悪い子じゃないから、可愛がってあげなさいよ」

「…話がかみあってない」

橘さんのクラスを出て行く時に、何故か知らない人から、罪びと!女たらし!うらやましいねえ!憎いねえ!!どこまでいったの?どっちが本命?などと意味不明な台詞を言われ続けた。
日本シリーズの本命は日本ハムだと思うんだ、そう答えたらあからさまに怪訝な顔をされた。



何故だ。




予断だが、その後食堂で毎日スパゲティを注文し続ける六道の姿が確認されたらしい。



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