帝王高校編〜ここはグリーンウッドのコルダ〜













サクセス開始!

あがらないテンションを無理やり上げつつ、帝王実業に挑む!

ネタバレしまくりだから嫌な人は見たらあかんよ!



ゲームセンターTBOB、かちょ、おーん!!!(ディスクやけど




まずは名前を設定。

やっぱ慣れるまではシステムセーブはせんとこ。

打法は格好よかったので、野田打法で!

お、地名のところに猪狩進の顔が…!いったいなんじゃろこれは。

まぁいいや、やっぱ群馬でGO!!

そしてOP…相変わらず後ろにいる赤い神とピンクの神と白い髪が気になるなぁ…



音楽>なんかすげぇ昭和の香りがするんだけど(汗)☆とかJOEみたいな(汗

こいつは気合入るぜーー!!



でもキャプテンは養老なのねorz

だからもっとさぁ、一之瀬みたいなさぁ

もうキャラゲーでいいから、ひとつのチームにつき10キャラぐらい出してくれればえーのに(泣

監督は守木独斎(まもりぎどくさい)だって、

なにかかかってるとは思うんだけど、わかんねーなぁ、顔はヒトラーやけど(笑

しかし帝王の上下関係は厳しそうだ、いっさい笑いが入らないぜ!!

マネージャ…丸田刀矢…って男かよ!

しかもこの格好…お前実は女やろ、もーその展開はだな(省略 

…いや、帝王って男子校だったな、養老先輩からも激しい突込みが飛び交う。



養老「仕方ないだろ、ここは男子校なんだから」

管「うるせぇ知るかぶっ殺す!」

矢部「や、やめるでやんす管君」

ちなみに管、という名前でスタートしました。

今回は何も病気とかがついてないぜ!これなら早速練習練習!








四月

お、なんか凶悪そうな先輩が…蛇島桐人(へびしまきりと)さんだってよ!

これはすごいなー、いい。各方面が騒ぐのもわかるぜ!しかし若干いい人っぽいぞ?髪型が完全にそれを裏切ってはいるが。

そして当たり前のように加藤女史登場、もう見たぜー。



そして友沢君登場!なんかサングラスないと若干幼く見えるなぁ。

とはいうものの、俺の書く友沢は一瞬たりとも似ない訳で、こやつめ、という感じなのだが。

友沢「練習の邪魔なんだ、じろじろ見るなら散れ」

管「…」

矢部「ひ、ひえええ、管君落ち着くでやんす」

管「選手生命を断ち切ろう、矢部君。コイツの」




むっかつくなーコイツ!!

あっあーあーーーあ!友沢ぶっ殺す!







五月



「大変だー」

管「どうした」

矢部「どうしたでやんす?」

「変態だー!」

管「…」

矢部「変態じゃないでやんす!」

「うるせぇ変態ぶっ殺す!」

管「てめぇをぶっ殺す」

矢部「ぎゃああああああ」



養老先輩が帝王の座からすってんころりんしたらしいorz

蛇島さんが帝王に…なるほどねぇ。

というか蛇島さんてどんな能力なんやろ、仲間データとかみてみるかー。

…なにこれ、投手に140後半がゴロゴロいるんですが…高校生レベルじゃねぇ。

…と、あれ?蛇島思ったより強くねーなあ、いきなり入団した東條の方が…はりコジローはただ者じゃなかったって訳だな。

つか、蛇島先輩ガチでいい人そうなんだけど、勉強がんばれよとか言ってくるし。

いやーこれは絶対猫かぶりキャラやろ、俺の本能がそう告げる!!

逆に考えれば明らかに悪い顔やのにいい人キャラってのは…いかがなもんだろう?

パンタロン!パンタロン!







五月四週

実技試験−−−

お前前の練習で気合使ったばっかりだってのに!



管「死ね!守木死ね!!」

矢部「管君聞こえるでやんすよ!ってか死ねとか言っちゃだめだろうが!!」

というわけで実技です、合格すれば一軍にいけます、もう99のころから何回もお世話になってるから説明いらねーよ。くそやろうが。

友沢はあっというまに一軍へ、それにしても13は生意気な奴多いなー。




管「全員ぶっ殺してやりたいぜ」

矢部「やめろつってんだろうがこら!」



と管君が呼ばれたぞ!

試験で必要なのは12点だって、ミートFなのにorz

というわけで、がんばってきます



―――試験中―――

失敗orzってかバントで一点もらえないのねorz

ヒット三本打ったのになぁorz

というわけで、二軍のままです、はー。

裏人めー。







六月

蛇島さんにカイザーズから誘いがきてるらしい。

なるほど、時間軸が見えてきたな。

9→7→13→10 じゃないか?多分だが…。

プロ野球編もう一回7みたいにしてほしいなぁ、キャラゲー大歓迎なんで。









ここで

…ひぎゃあああカレンが!!!!

消せ!二秒で存在を消し去れ!!!

orzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz

カレンは嫌だぁ…カレンは…(ガクリ












七月

友沢VS蛇島

管「蛇島がんばれーーー!!」

矢部「うわ!完全に表面だけで判断してるぞコイツ」




バシィイインッ!

蛇島(この俺が三球三振だと…!)

友沢「終わりです」

養老「おしかったな蛇島、だがアピールできたんじゃないか?」

蛇島(…お前と、一緒に、するな)



おっと!出たー真蛇沢!目怖すぎるぜwww

大丈夫だ、一緒に友沢をつぶそうぜ先輩!!(最低





遠征編、

矢部「遠征するでやんすか?」

管「県大会は優勝して当たり前らしい。強さにあぐらをかいてるな」

矢部「でも旅行はうれしいでやんすー」

蛇島「こらこら、遠征は旅行じゃないよ」

友沢「死ねよ」

矢部「むきーーーー!!」

管「大丈夫だ矢部、この俺が友沢の野球人生を絶ってやる」

そんな訳で…

今日の相手は大漁水産高校らしい。

日田ー!日田ーーーっ!!!(OGがパワプロとリンクしてることわかりました?

しかし13ではすでに甲子園常連校に…相川の台詞の伏線も発動してる訳ですよ!

13では南ナニワ川高校も常連らしい…LPじゃないのねorz

今は灯院(とういん)とかじゃねーのかなぁw

って負けとるがや!!!!!!!!!1




試合後、特訓で体力ゼロにorz

おまけに県大会半ばで帝王負けるしorz

管「強さにあぐらをかいた結果がこれだ」

矢部「なるほど、でやんす」










八月

友沢ががんばっているようです

管「よう、友沢」

友沢「なんだ、お前か、どうした」

管「ま、居残り練習って奴だ」

友沢「…ふん」

管「投球練習ねぇ…バッターボックスに入ってやろうか」

友沢「…そうだな、打席に誰かいたほうがタイミングもとりやすい」

管「へいへい、それじゃ入るぞ」

バシィンッ!!

ドバァアア!!

管(おいおい、予想以上に速ぇぞこりゃあ)

友沢「ツーストライク、後一球だ」

管「カウントとってんのかよ」

友沢「行くぞ」

ビュッ、シュッ!!

管(にゃろー、とりあえず振らなきゃあたらねーか…)

チッ!!

管(駄目だ、かすっただけだぜ)

友沢(…かすらせた?目が追いついているのか…あなどれないかもな)

友沢「練習は終わりだ、俺は帰る」

菅「ふーん…えらい態度の変わりようだな」

友沢「お前ほどじゃない」

管「いつか、ぶっ殺してやんよ」

友沢「楽しみにしてるよ」

友沢の評価が上がった










八月

強化合宿だってー、夏にやるのか。

って二週だけかよ!!

その後実技試験…お前スケジュールこみこみやなー、人気タレントじゃないんやから。




…どうでもいいけど、山崎バニラさんが徹子の部屋に出てるんだが。

…メソウサ乙、ひぇー。

っていうか、そのうち平野綾とか呼ばれそうで、やだな。





後、ミット移動つけたんだけど、移動無し設定やから結局意味ねぇorz

と、18点でなんとか合格。一軍入りだぜーー=!!

ミートあげまくっといてよかたー!!!

菅「よしゃー!一軍じゃ俺ら!!」

矢部「やったでやんす!」

蛇島「一軍か、、、がんばりなよ」

友沢「お前らは俺の足元にも及ばない」



管「夜とか、待ち伏せてみるか?」

矢部「バットに釘をさすでやんす」

※一軍になると音楽も変わります




九月

早速蛇島先輩の評価を稼いでおくかー!

しかし三年間ってのは短いなー。





十月

そして、また遠征。

矢部「県大会はいいんでやんすかねぇ…」

蛇島「何、県では俺たちは無敵じゃないか」

菅(こいつらまるで反省してねーな)

友沢(…)

そして試合。

絶好調まで気合を入れるぞーーーーーーーー!







出番ナッシング。





またしごこかれて体力ゼロ。



なんだこのやるせなさ。

また県大会半ばで負けてるし。

菅(まるで成長していない…)











十一月

矢部「スカウトがいっぱい来てるでやんす!」

菅「全員に喧嘩売ってきてや」

矢部「ムリスwwwww」





蛇島(確かにこのスカウトの多さを見逃すわけにはいかないな…)

蛇島「僕が友沢の相手をしますよ」

友沢「…」

ラウンド2!!!

しかし、蛇沢はまたもや三球三振!!

スライダー。

決め球は、前とは違ったのだ。

蛇島(こんな屈辱は…初めてだ!)

蛇島の友沢に対する憎悪が爆発しました。

トントン。

蛇島「誰だこんなときに…っ!」

菅「どうやって、つぶしますか?」

蛇島「…君は、菅君か」

菅「投手生命たちますかね?」

蛇島「…ふん、僕は別に…」

菅「後々後悔しますよ」




蛇島大好きなんですが。

この変わりっぷりといい、情けなさといい、負のオーラといい。



あ、あと養老がプロ入りしました(どうでもいい







〜試験〜

試験を選べるのか…

打撃試験、盗塁試験、バント試験…。

ふーむ、バント試験簡単じゃないのか?

…うはwwwバント楽勝wwww



レギュラー昇格だぜっ!!!!!!!!





と、新キャラが。

月備十三(つきびじゅうぞう)だって。

つきびとさん、ね。

専属トレーナーだって、いてもいなくても(略

でも帝王になれば専属トレーナーがマリリンモンローになるらしい。

女性トレーナーだって。





菅「やれるかな」

月備「やれません」

菅「もめるかな」

月備「もめてください」

菅「お前つまんねーな」

月備「あなたがおかしいんです」

「おーい大変だー!友沢と蛇島が帝王の座をかけて戦ってるぜー!」

月備「行きましょう!」

菅「やだ、だるいし」

月備「こいつのトレーナーをやめたいんですが」

「お、俺しらねーよ!」

そんな感じで蛇島が負けました。

ガッシャーーーン。

荒れる蛇島。

実力の差やねぇ。

菅(おごれるものも久しからず、か)











十二月

ま、そんなことも関係無しにひたすらにミートをあげまくる俺。





一月

友沢と居残り練習をする。

菅「よう、クソ野郎」

友沢「…」

菅「返事しろよ」

友沢「俺はクソ野郎ではない」

菅「はいはい、わかったよ帝王様」

友沢「相変わらずむかつく野郎だ」

菅「また居残り練習か?」

友沢「そうだが、何か」

菅「いいスライダー投げるね、蛇島ちゃんもキリキリマイだしな」

友沢「…まだまだ、これぐらいじゃプロに通用しない」

菅「ふーん、あそ。打席に立ってやろうか?その方やりやしだろ」

友沢(…こいつは前に俺のスライダーをかすらせている…勉強になるかな)

菅「何黙っちゃってんのよ」

友沢「いいだろう、行くぞ」

菅「やれやれ、どうしてこう皆打算的なのかね」



友沢の評価があがった。

そして!蛇島さんとの守備連携!!

パシィイッ!

菅「お、捕れた」

矢部「すごいでやんす菅君!」

菅「いや、蛇島さんが教えてくれたおかげだろ」

「ふーん、まじでー!?」

蛇島「ナイスプレーだ」

菅「お、どもっす。いやいや蛇島さんには敵わないッスけどね」

矢部「なんか仲いいでやんすねー」

「蛇島先輩俺も教えてくださいよー!」

影山スカウト「…なるほど、あの菅とかいう子が急に上手くなったのは、蛇島君が…なるほどね」

蛇島(…菅にはこんな使い方もあるのか)

菅「ま、俺は蛇島さんに感謝、蛇島さんも俺に感謝?」

「は?」

「なんで蛇島さんがお前に感謝するんだよー」

蛇島(…そんなに簡単な奴では、なさそうだな)

蛇島と友情?が芽生えました。





二月四週

また実技かorz

もうバントでええやんこれ。

…って今回は選べないのね。

打撃で13点以上か…がんばるしかないなー

25の楽勝合格!!!

しかしやっぱ強振やと打てんなー…ここがミット移動無しのつらいところだ。

後帝王目指すのは蛇島引退してからでいいかなー。






三月

ってまた進に出会ったし(笑

相変わらず吐くほどさわやかなー。

一年目終了!!

弾道2

ミートC

パワーF

走力E

肩力F

守備F

エラーF

ミートをあげまくりたいと思います!!

二年目スタート!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

!!!








■二年目 18:05
久遠ヒカル入学!




矢部「こりゃまたイケメンな新入生でやんすね」

菅「刺してきてや、ここにカッターあるから」

矢部「お前がやれwww」



友沢「ん…お前は」

久遠「あ、友沢先輩!お久しぶりです!」

菅「知ってるのかクソ野郎」

友沢「確かジュニア野球の時何回か…」

ブンッ!!

菅「うお、危ねぇ!」

矢部「い、いきなり殴りかかってきたでやんす!」

久遠「貴様…友沢先輩に暴言を吐く奴は僕が許さない!」

友沢「お、おいおい落ち着けよ」

久遠「は、はい友沢先輩!ごめんなさい!!」

矢部「…」

菅「…」

友沢「それはともかく…俺を目標にしているというなら、やめな。自分で自分の高さに制限をつけるような真似は感心しない」

菅「格好つけちゃってまー」

久遠「いえ!友沢先輩一筋です!LOVEです!!」

矢部「…」

菅「…」

友沢「…………好きにしろ」







―――――――

猛田「チィース、俺猛田、外野ッス」

矢部「こりゃえらく元気な子じゃのうじぃさんでやんす」

菅「ソウジャナバアサン」

矢部「棒読みかよwww」

猛田「俺は強くなるために帝王に来ました!だから先輩方であろうと容赦なく挑戦します!」

「おいおい、生意気な奴だなー」

「実力がともなってんじゃねーの」

菅「俺ぁ生意気な奴は嫌いなんだ、興味ねぇ」

矢部「相変わらずでやんすねぇ」

監督「ふん、威勢はいいようだな…友沢。相手をしてやれい!」

友沢「かまいませんが…」

猛田「いきなりあんたみたいな強い人が相手か…おもしれぇ!」

友沢「一打席でいいでしょうか、時間の無駄なので」

猛田「…おもしれえ」



ストライクバッターアウト!!

猛田「ぐあああああ!!もう一打席だ!!」

友沢「いい加減にしろ、もう十打席目だ…次で最後にするぞ」

バシィンッ!!

バッターアウト!!

猛田「ち、ちくしょーー!!しかし絶対いつかあんたを超えてやるからな!!」

友沢「…」



菅「ふーん、猛田ね。こりゃ友沢もうかうかしてらんねーな」

矢部「どうしてでやんす?」

菅「最後、アイツ全力でスライダー投げただろ。今まで全部ど真ん中のストレートの降り遅れて三振…猛田たいしたことねーな、って思ったけど」

矢部「ふむふむ」

菅「あのスライダー。もうちょい変化してたらスタンドだぜ」



友沢「まぁ、楽しみにしておくよ」

久遠「君なんかが友沢さんを倒せるとは思えないけどね」

猛田「あんだと!久遠とか言ったな!てめーもこの俺のいつか倒すリストに追加してやる」



菅「まーユニークな面々だこと」








―――夜、

菅「すぽると…じゃなかった、パワフルスポーツでも見るかなー」

ぴっ。

『華麗なフォームで相手打者がきりきりまい!注目の女性投手登場!一大旋風を巻き起こすか!?』

菅「ふーん、タチバナに女性投手ねぇ…割とかわいいな。しかし、女性投手っつったら、ロッテの早川選手以来か…なーんか割と騒いでたよなーあん時は。まぁ、いいや、寝よ」















五月

ちっとも蛇島さんが守備練習してくれねぇorz

監督「蛇島、ちと遠征で話し合いにいってくる。後の練習は任せたぞ」

蛇島「はい」

監督「後、友沢にスライダーを投げさせすぎないように」

蛇島「…なぜですか?」

監督「あれは肘に負担がかかりすぎるフォームだ。一日20が限度だろう。負

担をかけることは、故障を意味する」

蛇島「……わかりました」

蛇島(なるほどね…くく)

菅(いいこと聞いちゃったなぁ、くくく)





―――

蛇島「今日の練習はここで終わりだ、あと…友沢君」

友沢「はい」

蛇島「君には監督から特別メニューを預かっている……スライダーを重点的

に磨け。確かに君のスライダーはすごいが、今のレベルではプロには通用し

ない…ひたすら投げ込むことで少しでもレベルをあげるんだ」

友沢「…そうすれば、プロに通用するんですね」

蛇島「そうだな…毎日30、いや50は朝投げ込むんだ。その分部活中には投げなくていいぞ」

友沢「わかりました」

矢部「厳しそうなメニューでやんすね…」

久遠「友沢先輩にかかれば余裕ですよ」

菅(こいつらなーんもわかっちゃないぜ…にしても蛇島さんやるね、やることがあくどいあくどいww)
















六月

実技試験もきりぬけ、久遠と猛田も一軍に…。

ミートがBになれば友沢に挑むんだが…。



バシィイインッ!!

矢部「ほっほー、すごいでやんすね久遠君のスライダー」

菅「まーね」

久遠「はい!友沢さん直伝です!実はジュニア時代から友沢さんのスライダーにはあこがれてて!」

菅「なる。友沢、うかうかしてられないねー」

友沢「まだまだだな、久遠。もっと肘に意識を置け」

久遠「はい!」

矢部「友沢君が進んで他人に教えるなんて珍しいでやんすねー」

菅「奴も人間だからだろ」

友沢(久遠の成長はすごい…教えてやるためには、俺がもっと一歩前にいかないと)












さてさて、次は猛田君と友情タッグ目指すかなー。



猛田「ちょ、先輩どの子!?どの子!?」

菅「バーローwwwお前右端に決まってんだがや!」

猛田「ちょww趣味ワルスwww」

菅「うっせばーか!!人の趣味にけちつけんな殺すぞ!」

ガチャ。

菅「うーす、お疲れーす」

蛇島「ん?何の話をしていたのかな?」

猛田「阿、いや、その、あのーこれはですね」

蛇島「隠さなくてもいいじゃないか、僕だってグラビアぐらい見るよ」

菅「は!?マジすか?」

蛇島「なんだ、意外そうな顔だね」

菅「いや、蛇島さんはそういうキャラじゃないっしょ?」

猛田「野球してる姿しか想像できませんし…」

蛇島「そうかい?男としては普通じゃないかな?ちなみに、僕の好みは右端かな」

猛田「バロスwwwww」

菅「ほら見たか猛田!趣味悪いのはテメーだっつってんだよwwwwねー先輩」



なんだこのイベントw

















七月

キィンッ!!

友沢「…ちっ」

菅「友沢のやろーまた打たれやがったぜ」

矢部「最近球威が落ちてるみたいでやんす」

菅「変化球がな……なるほど、そーいうことか。蛇島さん、やるねぇ」

久遠「どうしたんだろう、友沢先輩…」

友沢(ぐ…)

監督「友沢の調子がおかしいな…スライダーは投げさせていないのに…もう

いい、交代だ友沢」

蛇島「いえ、ここは最後まで投げさせましょう。ここで交代させると彼のプ

ライドに傷をつけてしまう」

監督「確かにそうだが…友沢、いけるのか?」

友沢「いけます」

監督「…ふぅ、そうか。続けろ」




スカウト「最近友沢君の調子が悪いね」

スカウト「…そうやなー、やっぱ変化球の投げすぎじゃねーかな。ま一応お

上には報告しときますか」

蛇島(くくく)

菅(うへへへ)









―――

監督「遠征行くぞコラー!!」

「やったるぞこらーーー!!」



蛇島「俺にとっても最後の夏か…今年こそ優勝しなくては」

監督「今日の対戦相手はさわやかなんとかだコラァ!!」

「っしゃコラァ!!」

菅「行くぞコラァ!!」




―――試合

7-6で勝利!!

監督「勝ったんちゃうんかコラァ!!」

「いよっしゃオラァ!!」

監督「次の相手は恐怖高校じゃおらぁ!!」





―――試合

監督「負けたやろうが!!!しばくど!!」




体力ゼロorz

また負けたし…これ遠征で勝たないと甲子園いけへんのか?





九月

実技もなんとか突破し、三年目も抜けラストスパートに…!



菅「…友沢の肩はどーなんのかね、いい加減蛇島先輩も卒業したんだから許してやりゃーいいのに…いや、案外忘れてるかもな」

…良く考えたら俺キャプテンになれてないやん!!!(汗






十月

また遠征やー!

また負けたーorz





十一月

そして猛田とのタッグも成立!

後は帝王の座目指してがんばるだけだぜ!!!

蛇島さんもドラ1で指名されたしな!!

蛇島「結局計算通りプロ入りできたなぁ。友沢くんには悪いことをしたかな?くくく…クカカカカカッ!!」







十二月

バシィイインッ!!

「友沢ナイスピッチング!!」



……。

「奥様、今日は帝王のデータを持ってまいりました」

「ご苦労、これが名門、帝王実業ね…あなたも見る?」

「名門って言っても、そんなすごい子なんていないよ」

「ま、そういわないでよ…確かにぱっとしないけど…この子は、どうかしら

?」

「友沢…亮?…!ほんと、だ。いいデータだね」

「高校レベルを超えてるわ、このスライダー、それに勝負度胸もあるし…何

より、このプロ願望の高さ」

「彼なら…来るかな」

「そうね…早速接触してらっしゃい、私たちのデータの、ためにも…」

この計画…うまくいけば日本球界を牛耳ることも…ふふ。



菅「…友沢ちゃん、さっきあっこに変な野郎がいたの、気づいたか」

友沢「何?」

久遠「こら!菅!友沢先輩にちゃんをつけていいのは僕だけだぞ!」

猛田「どうもスカウトでもないみたいですし…」

矢部「いたでやんすか、そんな人」

菅「…お前も大変だな、友沢」

友沢「なんだ気持ち悪い、お前のキャラじゃないだろう」

菅「後、そーだな。朝の練習は控えとけ。プロにいけなくなるぜ」

友沢「…なんだと?」

菅「俺はお人よしじゃないから、言うことはそれだけだ。後は自分の胸に手をあててビデオでも見ながらしっかり考え、な。夢や希望に目をとらわれすぎると、案外足元がお留守だったりするんだなー、これ、が」













一月

菅「いよぅ、友沢。居残り練習かい?元気じゃのう」

友沢「お前か…いったい毎回毎回どこから現れるんだ」

菅「いいじゃねーか、お前も最近生意気加減が薄れてるしな、生意気じゃない奴は嫌いじゃねーんだ」

友沢「なんだそれは…くく」

菅「あんだよいきなり笑い出して」

友沢「いや…去年もお前と新年に居残り練習してたな、と思ってな」

菅「あんだよ、気持ち悪いな、ゲイかてめぇ」

友沢「断じて違う!!」




…。

久遠「うーん、友沢さんどこだろ、教えてほしいことが有るのに…」

菅「ばっか、ちげぇーよお前、それだと球威がさがっちまうんだっつーはな

しよ!」

友沢「馬鹿なのはお前だ!それだとコントロールが下がるんだ」

菅「そこはてめぇが何とかしろ!」

友沢「…お前と話してると頭が痛いよ」

菅「こっちの台詞だ」

久遠(…友沢先輩と菅先輩…二人で居残り練習かな。…友沢さん、楽しそうだな。僕と一緒のときはあんな顔してくれないのに)




菅「一回やれっつー話だ!!」

友沢「まったく…行くぞ」



シュアアア!!

ズバァアアアアンッ!!!



友沢「…これは」

菅「だから言ってんだろうが、やってみなきゃわかんねーと」

友沢「…お前の言うこともたまには聞いてみるもんだ」

菅「なんのツンデレだてめぇ」




久遠(…友沢先輩と菅は同じ立場、同じ目線でお互いを高めあっている…ライバル…か…比べて、僕は…僕はただ友沢さんについていくばかりで…)




菅「てめぇいい加減俺の練習にもつきあえってんだクソ野郎」

友沢「ごめんこうむる」

菅「んだとコラ」

友沢「…と、言いたいところだが…今日はなぜか機嫌がいい、ついているな、お前」

菅「あん?練習につきあわせてください、よろしくお願いします、だろ」

友沢「…」

菅「シカトか!!」

久遠(僕だって…友沢さんの後ばかりついていっちゃいけない!僕も友沢さんと向き合いたい…!)

菅「もてるねー、亮ちゃんは」

友沢「何の話だ?」








―――

矢部「ついに…友沢君に挑むでやんすか」

菅「おう、だってもう二月だぜお前」

菅が帝王に挑戦するようです

菅「つーわけで、はやくやるぞ亮君」

友沢「相変わらずなれなれしい奴だ…が俺は待ってたぞ、ついに来たか」

菅「待ってたって、お前…やっぱり」

友沢「断じて違う!」

菅「まーいい、この勝負勝たせてもらうぜロッケンロ」

友沢「その減らず口を永遠に閉じてやろう」

「菅くん、あなた亮に勝てると思って?」

菅「あんた誰だよ」

「私は…」

菅「あ、やっぱごめん、いいや。後で乳もましてくれ」

門楼「…」

友沢「…」

門楼「絶対に、負けちゃ駄目よ、亮」

友沢「善処します」



「ざわざわ…」

「おい、…っ、ついに……っ、帝王勝負…が…行われる…っっ!」

「挑戦者は……菅っ………っっ!!」

「え、マジ?」

「見に行くかー」

「俺パス、かえってエロゲするわー」

「俺もマージャンがあるんで」

「俺バイトー」




菅「始めるかー、亮やん」

監督「我輩が立会人となろう」

菅「僕門楼さんがいいんですけど」

監督「退部にしてほしいか、菅」

菅「おっしゃーこい友沢!俺がぶったたいてやるぜ!」

監督「菅が15点以上取れたら、菅の勝ち…それ以外は友沢の勝利だ」

菅「…いよぅし、いっちょ、やるべ」



気合だ!

ゴォオオオオオオオオンッッ!!!

友沢「…こいつ…この俺が気迫で…押されているだと!!」

菅「どした友沢…びびったか」

友沢「ぐ…」

おおおおぉぉぉぉ…。

「ざわざわ」

「あ、あれ?どうした?」

「菅の奴が急に失速したぞ」

矢部「す、菅君!?」

友沢「?」

菅「…やばい、おなかが、痛い」



友沢「あほーーーー!!」





ストライクバッターアウト!!



菅「…ごめんなさい」

「…ドンマイ、菅」

「お前落ち込みすぎだろ、またチャンスあるって」

菅「…ぐす」

矢部「菅君…」

菅「なぁ矢部君」

矢部「なんでやんすか?」

菅「俺悔しいよ!」

矢部「…がんばるでやんす菅君!男なら!

菅「男なら…そうか!よーし、闇討ちだ!」

矢部「ちょwww待てやwwww」







三月

「こんにちはー誰かいないかなぁ」

菅「あんだてめぇは、俺は今ムカムカしてんだよ、ぶっ殺すぞ」

友沢「どうした菅」

菅「ぐああああ!」

友沢「ぐああ!いきなり殴るな!痛!痛痛!お前完全に八つ当たりだぞ!」

「…あのー、友沢君ですよね、早速君に会えるなんて、僕はツイてるなぁ」

菅「ついてねーよ!シナリオ通り進ませようとするなよ!てめぇの思うようになんて人生は進行しねぇんだよ!」

「痛っ痛い痛い!!や、やめてくださいっ!!!」

友沢「何をやっとるんだ菅!!!殴るな!!」

菅「うるせぇ!お前に負け犬の気持ちがわかるかっ!」

友沢「わからんくもないが、客ぐらいまともに扱え、うちの評判が落ちる」

菅「ふー…闇討ちしてやる」

友沢「シナリオに戻るぞ。…と、君は誰だ?僕は知らないんだが…まずは名乗れよ、コラ」

「あれ?友沢君こんな口調悪かったっけなぁ…ま、まぁいいや。ごめんごめん、僕は神高龍、アンドロメダ高校の二年生」




ぶふーっ。




神高「…へ?」

菅「ぷ、ぷぷぷ、聞いたか亮ちゃん!アンドロメダやてwwwお前いくつだよwwwんな高校あるわきゃねーだろw」

友沢「そのセンスは無いと思うんだ…あははははww」

菅「ひぃー!ひぃー腹いてぇー!ださすぎるよ、死ねw市ねw」

神高「ちょ、カメラ止めてください」





TAKE2





神高「…今日は君と勝負しに来たのさ。ちょっと力を図らせてもらおうと思ってね」

菅「感じ間違えてんじゃねーよw」

友沢「お前もだ、菅。しかし、勝負か。痛い目を見るぞ」

神高「ふふ、どっちが、かな」




神高「じゃあ投げてきてよ、あ、死球はやめてくれよ」

友沢「偉そうな奴だな、行くぞ」

ビュッ、バキィ!!



神高「ちょwww俺に当てるなwwww」

友沢「すまない、コントロールが乱れた」

菅「なーいす友沢!」

神高「まじめに投げてくれよ!!」

友沢「ふー、わかったわかった」



ぽーい、ビュッ、カキーーーーン!!

菅「な…何ぃっ!!友沢の球が…いとも…ッ簡単に…ッッッ!」

神高「ちょwwww今絶対適当に投げただろ!本気でこいよ!!得意の変化球とか!」

友沢「く…!これならどうだ」





ビュアアアアア!、カキィーーーンッ!!

神高「これが君のスライダーか、確かにいいキレだけど全然なってないね」

菅「おいおい、友沢ちゃん。今本気だったろ、なんでこんなふざけた奴に本気出すの」

友沢「ちっ、もう一度勝負だ」

神高「…かまわないけど、この続きは甲子園でやろうよ。キミたちが負けることがなければ、いつか会うと思うからさ」

菅「甲子園だと…?………友沢亮、甲子園って何だ」

友沢「遊園地だ」

菅「なるほどな…そこで決着をつけようって、訳か」

神高「何!?僕がつっこみいれなきゃ駄目なの!?」

友沢「ただ戦うだけじゃつまらないな…負けたほうは勝った方の言うことをなんでも聞くのはどうだ?」

神高「僕の台詞をとるなwwwキミには、僕たちの計画をちょっと手伝ってほしいんだ」

友沢「計画だと…?」

菅「遊園地…はっ!なるほど!貴様ディズニーランドを大阪に作ろうって訳だな!」

神高「違うよ!!…キミのお願いは言わなくてもいいよ、お母さんのこと助けて欲しいんでしょ?僕が工面してあげるよ、キミが、勝ったらだけど」

菅「…まさか…母親が内戦に巻き込まれているのか!友沢!!」

神高「お前黙ってろ!!」

友沢「なぜそれをお前が知ってる」

菅「俺も知ってるがな…」

友沢「な、そうなん!?」

神高「…ぼ、僕も友沢君に興味のあるひとりさ、じゃあ友沢君、甲子園で会えるといね…」

菅「貴様…南ちゃんのつもりか!その声で、その格好で!?俺がぶっ殺してやる!」

神高「ちょww違うwww」

菅「馬鹿野郎が!!友沢!スライダーを磨け!ミ○キーにはそれじゃ通用しねぇ!バイトもできねぇぞ!!」

友沢「…くっ…」

菅「神高か…怪しいが実力は本物だったな」

神高「ちょww踏むなww踏むなってww」






神高(あの投球…彼は肘を限界まで痛めているな、スライダーができるのが先か、それとも壊れるのが先か…。楽しみだな)

菅「全然楽しみちゃうわ!!こいつも生意気な奴だな!ぶっ殺していいか!!」

神高「ひ、ひぃい!やめて!助けてママーーー!!」



友沢「…むちゃくちゃだな」







二年目完!!!

弾道2

ミートA

パワーE

走力C

肩力E

守備D

エラーE







■三年目 18:05



四月

菅「どんな新入りが来るのかなー、矢部君、武器の用意」

矢部「イケメンを打つでやんすね」

友沢「やめておけ」





犬河「どうもはじめまして、犬河和音です、投手をやっています」

猫神「俺、猫神っていいます!キャッチャーッス!礼儀とかわからんけど、よろしくお願いします!」




菅「おし、矢部、スタンガン」矢部「はいでやんす」

友沢「やめんか!」





―――

なぜか石井弘と称号をかけて勝負することに!!

よーしやってやるぜーー!!

勝ったー!!wアベレージヒッターすげぇww



―――








友沢「うっ…」

矢部「ど、どないした!どないしたんやー友沢君!!監督ーーー!」

友沢「ちょっと、めまいがしただけ、だ。大丈夫だぜ」

矢部「あかん…友沢君、腕、折れとるわ」

菅「競技ちげぇwwww」

監督「友沢、近頃お前バイトのやりすぎじゃないんか!?それが影響しとる!」

友沢「それは…」

菅「とりあえず保健室行くぞ友沢、加藤先生に診てもらう」

友沢「お、おい菅!」







友沢「…かばったつもりか」

菅「さーな。人間長いこと一緒にいると変な情がわくもんだ。バイトとか禁止させられたら厄介なんだろ?」

友沢「おせっかいだな、菅」

ダダッダ!

監督「友沢!大変だ!お前の母親の容体が急変したらしい!すぐ病院へ行け!」

友沢「…なん、だって」

菅「おい、どーいうことだ」

友沢「母さんが難しい病気でな…入院の治療費は、俺が稼がなくちゃならない。複雑な家庭なんだ。今家を支えられるのは俺しか…」

菅「なるほど、な。ちっ、嫌だね、そんなお涙頂戴劇」

友沢「なんだと…!俺はなんとしてもプロに入らなくちゃならないんだ!お前に俺の気持ちがわかるか!」

菅「そんな大変なこと1mmもわかりたくないね…だからがんばってたのか、つまんねー野郎だ」

友沢「なんだと…!!!お前…お前に俺の…」

菅「自分のために生きるんだろうが、人生は。人のためとか言ってるからがんばれねーんだよ。妙なプレッシャーもかかっちまう」




バキィイッ!



友沢「所詮、お前にとっては他人事なんだろうが!俺にとっては違うんだ!失礼する!」



ガチャン。





菅「…痛ってーな。あんにゃろう、思い切り殴りやがって」

監督「菅…お前の言うこともわからなくはないが…友沢も大変なんだ」

菅「それだよ、それ…そういう風に同情とかされてる奴を見るのが俺は大嫌いなんだ。皆誰だって、心を病んでるんだぜ…。確かに外的要因もあるかもしれねーけどよ…俺と比べりゃアイツは大変かもしれねーけどよ…」





俺は、自分が、自分勝手なことを言ってるのがわかっている。

だけど、それでも俺は俺の苦しさをなんのせいにもできないことに腹立たしさを覚えていた。

恵まれた家庭、普通の中流家庭、野球をできるという幸せ、ものを食える幸せ。

じゃあどうして、俺の心は苦しいんだ、なぜ毎日がつまらないんだ、なぜやるせないんだ、なぜ腹立たしいのだ。

幸せな奴は、苦しんじゃ、いけないのか。







菅「アイツは…まだ自分の不幸を他のせいにできるだけ、幸せだ」

監督「…」

菅「…あいつ、また手帳落としていきやがって………このスケジュール……ちっ、監督、俺も早退します」

監督「…菅、誰だって苦しい。お前の気持ちもわかるが。世間は世間だ。個人を見捨てなければ、誰も枠組みなんて決めれやしない」

菅「…はい」



ガチャリ。





―――

友沢(はぁ…なんとか母さんの容体は問題なかったけど、もうこんな時間か。今日のバイトクビになってるかな)

ガチャ。

友沢「申し訳ありません…急用が入りましてこんな時間に…」







菅「あんだよ、遅ぇーよ」

友沢「菅…?お前、どうしてここに」

菅「ほらよ」

友沢「これは…俺の手帳」

菅「お前を見てるとイライラするんだ。自分が不幸、だからがんばらないとな。ってな。なら幸せな俺はがんばっちゃいけねーのか」

友沢「お前…俺の代わりに」

菅「不幸ぐらい、ちょっとわけろよ。俺だってがんばりたいし、同情してもらいてーんだ。てめーからすりゃムカツク言葉かもしれねーがよ。……てめーは早く幸せになれよ。プロにでもなんでもよ、俺も協力してやっから。不幸のせい、ついてないせい、とか言われると虫唾が走るんだ」

友沢「…素直じゃないのか、性根がゆがんでいるのか…」

菅「しかもテメー、今日のバイト部活と重なってたから、貧血演技だろ。早退してバイトするためにしたんだろ」



友沢「…菅、お前、どうして、何がお前をそうさせるんだ」

菅「だから、よ。てめーが不幸なのがむかつくだけだ。後、ホーミング娘のベストアルバムが欲しいんだ」

友沢「……」

菅「お前CD持ってるよな、貸してくれたら今日のバイトチャラにしてやんよ」

友沢「菅…変な奴だな、お前は」

菅「変なのはてめぇだ」

友沢「わかった、貸してやろう、ただし指紋ひとつつけるなよ」

菅「てめー人がここまでやってやってんのに…!」



監督「なるほどな…友沢、お前の孤高な気持ちを支えてくれる存在は非常に大きいのだぞ。友沢、菅、か帝王もまだ強くなれるな」










五月

再び、帝王に挑むときが来た!!

菅「今度はちゃんと『大』してきたし、大丈夫だろうが!」

友沢「何度挑んでも、同じことだ…行くぞ、菅!」

菅「返り討ちにしてやる!!!」




キィイイイインッ!!!



「お、おおおおおおおおお!!」

「ホームランだぜ!あの友沢から!!」

「や、やーるぅーー!!」




監督「終わりだ友沢。お前の負けだ」

菅「まーこんなもんだろ、亮ちゃん、残念だったな」

友沢「ぐ…俺が菅に負けるなんて…!」

門楼「あら…亮ちゃん負けちゃった…」



しばばっ。



門楼「私、強いオトコが好きなの。野球の腕も、あっちの方も。ルール通り、これからは新帝王の菅君のトレーナーになるわ」

菅「断る」




…。



門楼「へ?ど、どうして!?ほ、ほら私の体とか好きにしていいのよ!」

菅「ばかもーん!!!」




バチコン!!




門楼「きゃあっ」

菅「てめーみたいなのがいるからだな!俺は勝たなきゃいけねー、負けたら終わりだ、みたいな風潮になっちまうんだよ!大事なのは、大切なのは、その人が本当にどん底のときでも助けてやる根性だろうが!!!少なくとも、そうやってころころ態度を変えるんならテメーの乳がいかにでかかろうが、俺はパスだ!!」

門楼(な…なによコイツ)

友沢「お前も…案外普通な面があるんだな」

菅「馬鹿たれが、つーわけで、月備さん」

月備「は、はい」

菅「引き続き頼むぞ。俺のトレーナーはアンタしかいねー」

月備「は・・・はい!」

監督(困った奴だな、この帝王のシステムをどんどん壊していきよる。…しかし、ここ二年優勝からは遠ざかっているのだ。そろそろ改革が必要なのかも、しれんな)



門楼「やだやだーお願いだから私をトレーナーにしてー!」

菅「この場で全裸になったら考える」

矢部「鬼でやんす!!」

友沢「鬼だこいつ!!」







――――

監督「おい、菅」

菅「なんやわいになんかようかー」

監督「菅、おまえいくら帝王になったからってな、その態度はだな」

菅「早く!巻き入ってるんすよ!腹へってきてるんですよ!もう四時ですよ!」



監督「う、うむ。友沢の奴はどうした?」

菅「友沢ならスライダーを投げてます!なに!なぜ禁止したスライダーを投げているのだ!なんだって?!」

監督「…はしょりすぎだぞ」






監督「友沢!」

菅「おいクソ野郎!!」

友沢「監督、菅…どうしたんですか?」

監督「スライダーの投げ込みをやめろ!!そのままだとお前の肘が壊れてしまう!」

菅「てめー、俺があれだけ忠告したのにまだ投げてやがったのか。…それでか、帝王との座をかけたとき、やけに力の無い球を投げてくると思いきや…」

監督「いいからやめろ、肘を見せてみろ」

菅「てめー、蛇島先輩の言うこと全部信じてたわけじゃねーだろ。お前はそこまで偏差値低くねーからよ」

友沢「お前には、お見通しだな…菅。そう、このフォームが肘に悪いことは俺自身も気づいていた。だが、俺はこのスライダーを完成させてプロにならなくちゃいけないんだ…そして久遠に完璧なスライダーを教えてやりたいんです」

監督「お前は…そこまでわかってて投げ続けていたのか!」




シュッ・・・ガンッ。






ボールはネットにあたり、力なく跳ねた。

菅は、友沢の右腕をつかみあげた。

友沢「やめろ菅…練習の、邪魔だ」

菅「いつだったかお前、俺に同じ台詞を吐いたな。だが、今回は邪魔させてもらうぜ…」

監督「今の球…まさか」



監督「…お前…もう、壊しているのか」



菅「…!」

友沢「ふ、ふふ…そうか、もうとっくに壊れてたんですね、だからさっきからスライダーが、全然…」

友沢は崩れ落ちた。

肘を、抑えながら。

菅「おいクソ野郎!しっかりしろ!こんな激痛で…こんなに頭の悪い奴だとは思ってなかったぜ!」

監督「菅!保険医を直ちに呼んで来い!!」

菅「ちっ、待ってろよ友沢!すぐによんできてやる!」

友沢「全然…曲がらない…曲がらな…ぐあああああっ!うああああああっ!!!!」




それからしばらく友沢は学校には来なかった。

友沢の願いでチームの士気を落とさないよう、肘の故障は部員には伝えられなかった。






…。

久遠「友沢先輩…今日も来ませんでしたね、大会も近いのに…」

菅「さーな、バイトでもしてんじゃねーのか」

久遠「なっ…友沢先輩は大会が近いのにそんないい加減なことをする人じゃないっ!」

菅「んなことは俺が一番良くわかってるっつーの!!!」

久遠「…まさか、何かあったんですか?菅さん」

菅「しらねーよ、俺ぁよ」

久遠「でも…」



ザッ。



友沢「みんな、おはよう」

菅「…お前!」

友沢「心配をかけてすまなかったな、今日からまった復帰させてもらう」

監督「…そこで、貴様らに話がある。友沢は今日から、ショートに転向することになった」

「え…えええ!」

菅(馬鹿が…やっぱ肘いかれてたのか)

監督「いいんだな、友沢」

友沢「はい、もう決めたことです」

菅「てめぇ…いいのかよ」

友沢「ああ、すまなかったな菅、俺がいなかった間迷惑をかけただろう」

管「そうじゃねぇ、久遠の奴に説明をだな…」

久遠「ど…どういうことなんですか友沢先輩!」

友沢「…投手としては、十分楽しんだ。次はショートとして自分の力を開花させたいと思う」

久遠「ま、待ってください!いくら友沢先輩が野手として優れてるといっても、大会まで後一ヶ月もないんですよ!それに…それに―――僕との、勝負はどうなるんですか!?」

友沢「勝負するまでも無い、久遠、お前の勝ちだ。お前の力ならプロで通用する」

久遠「どうして…?なぜ…なんでだよ!!こんなことで納得できるか!!!」

菅「ちっ、落ち着けイケメン」

久遠「充分プロで通用する!?ふざけるな!あなたはそうやって逃げるのか!!」

友沢「久遠、聞いてくれ、俺は…」

久遠「うるさいっ!!そんなに投手を…僕を軽く見てる人だとは思わなかった!!!」




ダッダッダッ!




菅「ち…ややこしーことになったぜ、亮ちゃん」

友沢「俺が憎まれるのは、仕方ない…当然だろう、あいつからすれば…後は、俺とあいつの問題だ」



菅「ちっ…勝手な野郎だ…」










七月



バシイイイッ!!

監督「ナイスキャッチだ、友沢」



菅「さすがだな、あんにゃろー。もうショートになれてきやがる…まぁもともと実力は高かった奴だしな…」

久遠「…」

菅「おい、イケメン、まだ怒ってんのかテメー。俺が言うのもなんだがよ、顔が整ってる奴のしかめっつらは、醜い奴の数倍怖いんだ」

久遠「菅さん…僕はやはり納得いきません、僕は友沢先輩に勝ちたかったんじゃない。最後にあの人と向き合って、全力でぶつかりたかった。…たとえ、勝てなくても」

菅「お前…」

久遠「それなのに、それなのに…あの人は僕の気持ちなんて全然…!やはり、僕は友沢先輩を許せません…ごめんなさい、菅さん」

菅「俺に謝らなくてもいいけどよ…このままでいーのかね、ってことさ」

久遠「僕は…」




菅「ま、考えてもしかたねーか…もうすぐ遠征だし、そんなことも言ってられん」










――――遠征。



キャプテン+ルーキーのお守りの外道プレイ連発で二連勝

そのまま県大会も突破!!!



だから県大会をやらせろよ、とだなw




八月

菅「甲子園か…兵庫か…遠いなー」

友沢「遅いぞ菅、これでは先が思いやられる」

菅「うるせーばーか、死ねばーか」

友沢「(ビキビキ)」




そんなこんなで甲子園に!



そして…第一回戦!!

兵庫代表大漁水産高校!!

orz 沖縄や、あらへんやんorz

そこはパラレルで(もうやけくそ

3-1で勝利!!!

群馬代表帝王実業!見事勝利!!

桐生院じゃねーのが残念だなぁwww



そして―――決勝。



菅「来たな、おい」

友沢「ふ…長かったな」

菅「みじけーよ、馬鹿」

友沢「お前な、せっかく人が感傷にひたってるってのに」

神高「決勝の相手はやっぱりキミたちか…あれ?どうやら友沢君、肘は駄目になっちゃったみたいだね」

友沢「お見通しだったってわけか」

神高「それじゃ、僕たちには勝てないよ…お母さんの治療費がもらえず残念(はぁと)」

菅「うるせばーか、死ねバーか、アンパンマン高校なんてしらねーっつの」

神高「アンドロメダ高校!!!人の話聞けよ!」

菅「はーととかつけんな!去ね!すぐさま俺の元から去ね!!」

神高「……」

友沢「こいつは放っておけ」

神高「僕たちの計画、手伝ってもらうよ」

菅「負けねーよ、馬鹿ちん」

友沢「そうだ、俺はお前らの駒にはならない。要は、負けなければいいんだろう?」

神高「僕たちに勝つ気??不愉快だな…凡人が集まったところで所詮凡人だってことを教えてあげるよ」

ぷっつん。

友沢「お、おい菅?どうした」

菅「おいこらクソガキ、お前は今まで出会ってきた人の中で一番むかついたぜ。…凡人だとぉ…凡人がどれだけ苦しいか、どれだけしんどいか、どれだけ弱いか、どれだけ辛いかしらねーくせによ!!」

神高「凡人は凡人だろう?…いくよ、アンドロメダ流データ野球でね!」

スチャッ!

菅「ぶっ潰してやんよ」

友沢「そのとおりだ、いくぞ菅…これが、最後だ!!」




アンドロメダ学園 - 帝王実業



八回まで一失点の先発久遠、二番手の丸山も失点を許し、そのビハインド二点差…。

菅「まずいな、こりゃあ…」

友沢「…ちっ」

だが…大西よりは強くないぜ、神高!!!



菅「…」

友沢「見ていろ、菅、久遠、猛田、矢部」

久遠「…」

猛田「友沢先輩!」

犬河「…頼みます!!}



神高「…へぇ、なかなかやるじゃないキミたち…だが、ここまでだよ」

バシィイイインッ!!

『ストライクワンッ!!』

友沢「なかなか…かな」

バシィイイイッ!!

『ストライクツー!!』



「うあああ駄目だ!!」

猫神「全然ついていけねー!!」

猛田「ちっくしょう!!」

矢部「もう、駄目でやんすか…!」

監督「…」

菅「いんや、友沢はこんなところであきらめる奴じゃ、ねーよ」





神高「終わりにして、あげる!」

ビュッ…ビシィッ!!!



友沢「三年間、いろいろなことがあった。信じる人も信じれない人もいた…ありえないような奴にもであった、屈辱も自信もあった。…ここで、終わるわけには、いかないんだっ!!!」








―――キィィインッ。




全員が、空を見上げた。

そして、ボールは、太陽に吸い込まれた。



ア 2-1 帝



『ウワアアアア!!!』

『入りました!入りましたーー!!土壇場で四番友沢のソロホームラン!!一点差!一点差であります!!!』



神高「ば、馬鹿な…僕のボールが、打たれるはずは…!」

友沢「絶対は、無い。それを教えてくれたのは、菅だ。入ってきたときは、なんの才能もなかった普通の口の悪い男だった。それが…キャプテンになり、俺たちをここまで導いてきてくれたんだ!奴が、帝王の可能性を覆した」



友沢がベンチに帰ってくると、菅が笑いながら手を上に上げた。

菅「友沢、ナーイスバッティン」

友沢「サンキュー、ベリーマッチ」



二人の手が小気味良い、音を立てた。



しかし、後続は倒れ…一点差のまま、九回裏に…。

簡単に二死をとられ、追い込まれる。

神高「はー、はー…終わり、終わりだ!」

猛田(今日俺はノーヒット…畜生…ここまでか!)



菅「馬鹿野郎!猛田!」



猛田「…す、菅先輩」

菅「早くあきらめちまえ!!」

猛田「え…?」

神高「ふ…ふふふ、ようやくキミたちも僕に敵わないことがわかったみたいだね」

猛田はタイムをとってネクストバッターズサークルの菅のところまで行く。

猛田「あ、あきらめろってどういうことですか」

菅「馬鹿野郎、あんな球、亮以外には打てねーよ!」

猛田「そ、そんな…ここまで来て」

菅「あんだその態度。お前だってあきらめただろうが、さっき」

猛田「―――!」

菅「いいから、諦めちまえ。バットを振って来い」

猛田「…はい」



『プレイ!』

神高「諦め、ついた?」

猛田「…」

菅の目、あれは猛田の目にはまったくもって諦めた目ではなかった。

回せ、俺まで、と目が言っていた、いや叫んでいた。

諦めろ…つまり…それは…期待に押しつぶされないということ。

夢を見ないということ。

絶望とともに歩くということ。

一度諦めた猛田の目に、さまざまなものが見えてきた。

さっきまでは、どうしよう、どうしようと真っ白だった意識がいやにはっきりしてきた。

猛田(…見える…落ち着いてるのか、俺)

諦めたから、全てが終わったから。

自分でも恐ろしいほどに客観的に自分を見れた。

そして、打てない相手ではないことにも、気づいた。

神高「無駄な…あがきも…ここまでだ!」



ビシィイイッ!!

猛田「こんちくしょおおおお!!!」

神高「!!」



バッキーーーンッ!!

帝王、二番の猛田決死のツーベース、

二死、二塁。 



猛田「いよっしゃああ!!!!!」

『猛田!あきらめません!ここにきて帝王同点のチャンスだ!!』

神高「はぁ…はぁ…」



『バッターは…三番、菅』




菅「うへへ…」

友沢「菅!なんとか俺に回せ!俺なら奴を打てる!」

菅「馬鹿かおめーは…こんな奴、俺で決めてやるよ。お前が出る幕もねぇ」




神高「な。なめるなよーーーー!!」

菅「てめー、気づいてるか。…お前が限界なのに、よ」















キィンッ。
















(事実ですwww)



なんか校歌とかにも突っ込みたいが…もういいやw優勝したしw

そして友沢のサングラスに驚愕の新事実www

これはプレイした人だけに知って欲しいなぁ。






十一月

ドラフト会議の日

菅「あの、サヨナラホームラン優勝から三ヶ月、か…」




菅「落ち着けよ、クソ野郎」

友沢「わかっている、わかってはいるんだが…」

矢部「そりゃそうでやんす、落ち着いてる菅君が異常でやんす」

菅「変なところで高校生らしいんだよ、お前は」



「おーい!!大変だぞ!!友沢!お前一位指名だ!!カイザーズだってよ!!」

『おおおおおお!!!』

矢部「す、すごいでやんす!友沢君!!」

友沢「ふ、あ、当たり前だろう」

菅「声震えてるぞお前」

友沢「う、うるさいな!」

「おーい!!矢部と菅も決まったぜ!!パワフルズだ!!!」

菅「だってよ」

矢部「よ…良かったでやんすーー!!!」

菅「抱きつくなよ気持ち悪いなぁ」

猛田「先輩は相変わらず冷静だなぁw」

久遠「おめでとうございます!」

菅「ま、当然だろ…だけどよ、久遠…お前友沢と」

久遠「いいんです。どうせ11で仲直りしますし」

菅「お前大学編はパラレルだろwwww」



友沢「カイザーズ、か」

猪狩兄弟、そして友沢も、確か…。

友沢「不思議な縁もあったもんだな」

菅「おい友沢行くぞ」

友沢「お、おいどこにだよ」

菅「ぱーっとだよ、お前のお袋の病気のための金も球団と学校側が工面してくれるってるからもう金使い放題だろうが」

友沢「アルコールはまずいぞ、菅。僕たちはまだ未成年だ」

菅「固いこた気にすんな!問題を起こさなければいいんだ!」

友沢「…俺も行こう、お前を止めるために」




こうして…菅の三年間は終わった。

長かったなー(汗




物語は…10、そして12に…!!!





最終結果

弾道2

ミートA

パワーE

走力C

肩力C

守備C

エラーD

ケガ4

粘り打ち

AH



総評

久遠はBL

友沢は最後らへん感情移入できる

猛田は良い奴

猫と犬もBL

女がいないorz

丸太は!?

蛇島先輩は良いキャラすぎて感動した。

つか、蛇島につきる!!

帝王編…完!!!!!

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